ロッキーやライズも危ない? 「型式認定取り消し」の衝撃波と、ダイハツブランドの未来
掲載 更新 carview! 文:山本 晋也 51
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2023年12月20日、「現行全モデルが対象となる認証業務の不正を174個行っていた」と発表してから、ダイハツは自社ブランドだけでなく、OEM供給しているモデルも含めてすべての国内生産を停止しています。
不正の舞台となったのは「型式指定」を申請する認証業務を担当する部門。
数字を虚偽記載や、形式認証に使う試作車に不正な細工を施して、衝突実験のデータを改ざんするなどの行為を繰り返していたことが、第三者委員会の調査により明らかとなったというのが、昨年12月時点での発表内容でした。
その後、国土交通省が立入検査に入って、さらに14個の不正が見つかっています。
これはとんでもない事態で、自力では膿を出し切ることができない組織であるという印象を与えます。
その結果、まず「ダイハツ グランマックス」と、そのOEM車である「トヨタ タウンエース」、「マツダ ボンゴ」の各トラックモデルが2024年1月26日に、最も重い処分となる「型式指定の取り消し」を受けました。
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型式指定を受けていれば新車販売時に一台ずつ車検を受けなくて済むというのが日本の制度です。それが取消になるということは、実質的に新車販売ができなくなるということを意味しています。
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